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Roberto Benigniの「Tutto Dante」

2006/07/27, 05:19

スタンディング・オベーションに応えるベニーニ  昨夜7月25日から始まったロベルト・ベニーニのダンテ朗読会「Roberto Benigni Tutto Dante」に、僕も行って来ました。ベニーニといえば「ライフ・イズ・ビューティフル」や「ピノッキオ」など、ぱたぱたと良く動く面白い人、という印象でしたから、彼のダンテ朗読っていったいどんな感じなのだろう?と興味津々で出かけました。
 この朗読会は神曲の地獄編から12編、天国編から1編を、13夜かけて聞こうというもの。場所はファザードの美しいサンタ・クローチェ教会の広場です。
 初日は約5000席が満席。教会の脇に立つダンテ像が舞台を見守る中、日暮れとともに会は始まりました。その日はちょうど我らがフィオレンティーナがセリエAに復帰を果たした日。開演前の座席はその話で持ちきりです。そして元気よく舞台に駆け上がってきたベニーニも、まずはフィオレンティーナの話に触れつつ、時事ネタで会場を沸かせます。その後徐々に神曲の解説に移行。彼独特の大きなジェスチャーと早口、汗をふきふき熱演です。
そして最後に朗読が始まりました。おしゃべり&解説のときとは明らかに違う、低く落ち着いた声で神曲を詠むベニーニは、なんだか別人に見えました。
 初日は地獄編第1章。人生半ばにしてダンテは深い森に迷い込み、はるか向こうの山の頂に希望の光を見つけてそこに足を向けようとしたけれど、獰猛な豹、ライオン、狼に行く手を阻まれ途方にくれる。その時、詩聖ヴェルギリウスが現れ、おびえるダンテを導き、まずは地獄へ、そして後に煉獄への案内役となるために歩き出す。。初回はここまででした。地獄の門のところが聞きたかったけれど、それは第2夜かな。
 フィレンツェを無念の思いで追放され、生涯帰ることができなかったダンテは、今やフィレンツェ市民の誇りです。どんな思いで天国から見ているのでしょうね。
 このTutto Danteは8月19日まで行われる予定です。


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