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復活祭も終わり。。

2008/03/27, 00:30

チョコレートで出来た卵型のお菓子。中には色々なおまけが入っています。  こんにちは。今年は3月23日(日)が復活祭でした。
イタリアの言葉で「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi」というのがあります。つまり、「クリスマスは家族で、復活祭は好きな人と」という意味ですが、僕の仕事仲間は家族思いの人たちなので、家族の待つ実家に帰って思いっきり食事を楽しんだそうです。
 復活祭では子羊やコロンバを食べるのが定番。子羊はオーブン焼きにしたりハーブと一緒にフライにしたり。復活祭近くになるとお肉屋さんのウインドーには、「骨付き子羊肉、予約受付中」というハリガミが出るほど。本当にみんな食べるんですね。コロンバはクリスマスに食べるパネットーネとよく似たケーキですが、上にアーモンドのスライスと砂糖がかかっており、復活祭だけに「鳩」の型です。
 さて、復活祭のお昼ごろにはドゥオーモで「スコッピオ・デル・カッロ」が行われることは何年か前のブログに書きました。ドゥオーモの中から紙製の鳩が飛び出し、爆竹を仕掛けた山車に火を着け、今年の豊作を願うお祭りです。
この「鳩が火をつける」という行為はどこから来たかご存知ですか?
これはフィレンツェで長い間語り伝えられていたラニエロの物語から来ているそうです。
~時は十字軍遠征の頃、フィレンツェに住む乱暴者のラニエロが十字軍に加わり、エルサレムの城壁を一番乗りした手柄にキリストのお墓にともる尊い「ともしび」を褒美にもらう。これを消さないようにフィレンツェまで大切にもって帰るが、それを信じようとしないフィレンツェの人々にもみくちゃにされて消えそうになったともしびを、不意に現れた一羽の鳩が自分の体に火を燃え移らせ、それを祭壇の蝋燭に移した。~というお話です。
このお話は、スウェーデンの作家であるラーゲルレーヴの「ともしび」という小説になりました。
 今年の「スコッピオ・デル・カッロ」も無事爆竹に点火され、今年も豊作が約束されました。今はチョコレートで出来た卵型のお菓子の残りを、おやつに食べる毎日です。


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