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パヴァロッティ永眠

2007/09/10, 18:06

9月7日(金)の新聞  日本では三大テノールの一人としてお馴染みだったルチアーノ・パヴァロッティが、9月6日、長年わずらっていた膵臓がんのため永眠しました。ずっとモデナ郊外ペーザロの自宅で療養中と聞いていたのですがとうとう。。往年71歳。

 そして9月8日(土)、モデナのドゥオーモでお葬式が行われました。
家族と親しい友人であったフランコ・ゼッフィレッリやU2のボノ、そして各国大使に見守られながら、しめやかに葬儀のミサが行われました。彼の最後を看取った奥さんであるニコレッタさんの打ちひしがれた姿が涙を誘いました。
 彼の棺にはひまわりと赤や白のバラが飾られていました。イタリアでは、お葬式に白い花をあまり用いません。特に天寿をまっとうしたと考えられる年配の方のお葬式になればなるほど、鮮やかなお花を飾ります。「長い人生をご苦労様」という気持ちと、残されたものには悲しいけれど、亡くなった人には「これで晴れて神様の下に行けますね」というお祝いの気持ちの表れだそうです。反対に、赤ちゃんや子供のお葬式は、歳が若くなればなるほど、白いお花の量が増えて行くそうです。日本とは違った習慣ですが、「なるほど」と納得します。
 ブルガリアのソプラノ歌手カバイヴァスカのアヴェ・マリア(オテロ)、ボチェッリのアヴェ・ヴェルム・コルプスなど、美しい歌声がドゥオーモの彫刻や壁画に響き渡る様は、まるでトスカの第一幕を見ているようでした。
 出棺の折には、晴れ渡った空にイタリア国旗の色である3色の飛行機雲が現れ、ドゥオーモのグランデ広場に集まったたくさんの人々が見上げていました。

 ポスト三大テノールを探して久しいオペラ界ですが、彼らをしのぐテノールはまだ一人として現れていません。同時期に三人の偉大なテノールを見ることが出来て、僕たちの時代は幸せでした!
 イタリアの新聞は7日からパヴァロッティの特集記事を組んでいます。日本のパヴァロッティ・ファンの方々のために少し仕入れました。25日頃お店に届く予定ですので、ご興味のある方はぜひ、神保町本店にいらしてください。

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