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2009年度ボローニャ児童図書展

2009/03/30, 19:49

祝!フィクション部門佳作入選「ルウとリンデン 旅とおるすばん」  皆様、ご無沙汰しております。ピノッキオ・ローザことロザウラです。日本のあちらこちらで、桜の妖精のドレスの裾が春風をはらんでふわりとふくらんでいるそうですが、立派な桜並木はなくとも、同様に春爛漫のイタリアでは、先週、恒例のボローニャ児童図書展が開催されました。
 今年は主賓国が韓国でしたので、ハングル文字で綴られた絵本(私には読めないのが残念…)と原画をまとめて鑑賞することが出来、日本のお隣さんの存在を改めて身近に感じました。
 そして、同時開催される絵本原画展の方では、今年は日本のみならずイランからの出品が圧倒的に多かったことに加え、西洋人による東洋的作品が目に付くなど、広い意味での“オリエント”が幅を利かせていました。
 ちなみに、会場で販売されているイラストレーター年鑑の表紙は、隔年授与の国際アンデルセン賞の画家賞を受賞した作家が手がけることになっていますが、今年はフィレンツェ近郊出身のロベルト・インノチェンティによるものです。原画展内では彼のコーナーが設けられ、細部まで緻密に描き込まれていながら、現実世界とはどこか違う、幻想的な雰囲気に満ちた彼の作品の数々を堪能することが出来ました。
 また、近年、挿絵において使用頻度の高いコラージュ技法ですが、上記の韓国展および原画展でも、刺繍やパッチワークなど、「イラスト」というよりは「縫いもの」であるような“原画”に出遭いましたが、これも東洋人の手先の器用さをアピールしていると言えるでしょう。
 さて、気になるボローニャ児童図書展賞であるボローニャ・ラガッツィ賞ですが、今年は残念ながら、イタリア作品の入選はなかったものの、フィクション部門で日本の『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(文・小手鞠るい/絵・北見葉胡/講談社)が佳作入選しました。旅に出た女の子ルウと森で留守番をする猫リンデンの心の通い合いを描いた、とても素敵な作品です。フィレンツェの店頭にも近日入荷予定ですので、興味のある方はお問い合わせください。
 そんなこんなで“東洋づくし”の今年の児童図書展、例年通り、各社のブースで新作をチェックしながら目録を集めて回り、現在、それらの新着情報をもとに児童書特集のご案内を準備中です。仕上がり次第、神保町本店で配布致しますので、どうぞお楽しみに!!

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