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ピノッキオ君が選んだ、イチ押しのイタリア絵本

2010/05/19, 23:38

クジラに世界が描かれています 人々の服装も当時の様子を物語っています  お待たせいたしました!今年の「ボローニャ絵本見本市」で見つけた、とっておきの絵本のチラシがついに完成しました。只今印刷中ですので、DM発送までにはもう少し時間が必要です。そこで、チラシで紹介している絵本の中でも僕が惚れ込んでいる絵本を、ここにちょっぴり予告編として紹介させて頂きますね。

「Vorrei Avere…」
文:Giovanna Zoboli/ 絵:Simona Mulazzani
 原寸でお見せできないのが残念!昨年のチラシでご紹介した「Al Spermercato degli Animali」でもお馴染み、イタリアで今もっとも旬なSimoma Mulazzaniによるイラストは、色鮮やかで幻想的。本当に美しい絵本です。
タイトルは、「(僕は)持ちたい…」。さて、何を?それがページを繰るごとに歌い上げられています。「遠い大洋から届く歌声の様な、クジラの声を」「いつの日か飛び立つ雁の翼を」。。大自然の風景を、美しい1行の詩と共に納めた各ページは、めくるごとに貴方を遥かな世界にいざなってくれるでしょう。
最後のページには、ラフスケッチのコラージュが。これもイラスト好きにはたまらたいおまけかもしれませんね。

「Casa del Tempo」
文:Roberto Piumini/ 絵:Roberto Innocenti
 1656年に建てられた私、つまり「家」が、自分の中で生活を営んだ人々の思い出を、韻を踏みながら淡々と語ってゆく絵本。日本でも「百年の家」と言うタイトルで、今年の春出版されていますね。
300年ほど忘れられていた「私」が、ある日やってきた家族に手を加えられ、もう一度家として蘇ります。若い二人が庭でアットホームな結婚式を挙げ、子供が生まれ、「私」も増築されました。しかし、不幸な戦争がはじまり、冬の時代がやってきます。ファシズムが幕を開け、ナチスの兵隊を逃れる家族、やがて陽気なアメリカ兵が現れ。。
Innocentiの細かくて写実的な絵は、まるで図鑑のように各時代の生活様式を丁寧に描き出しています。イタリアの20世紀を、農村の家の視線から辿る、既存のものとは一味違う歴史ガイドともいえるでしょう。

 その他の新刊絵本と合わせて、上記の絵本も来週末には神保町に届く予定です。お近くの方は、ぜひ店頭でもご覧になってくださいね。
次回ブログは「ロザウラちゃんが選んだイチ押しのイタリア絵本」です。お楽しみに!

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