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桜とイタリアブックフェア2011

2011/04/08, 16:52

今年も東京の桜の開花と共にイタリアブックフェア2011が開催されています(イタリア文化会館 4月7-16日)。最近3年間に日本で出版されたイタリア関係書籍が一堂に集められて分野別に展示され、自由に手にとって見ることができる貴重な機会です。しかも書店が会場内にあって欲しい本をその場で購入できるように工夫されています。イタリア書房は翻訳された書籍の原書やイタリア語訳のドラえもん等を会場で販売。他にイタリアの音楽CDや映画DVDも購入できます。イタリア文化会館の2階にある図書室では、開室時間内であれば過去に展示された書籍を閲覧することもできます。特別展示は、スマッシュヒットを放つマンガ『テルマエ・ロマエ』原画展(震災の影響で原画展示は4月11日以降)。入場は無料です。
4月6日に千鳥ヶ淵の桜も満開を迎えました。時にはシリアスで暗いニュースから抜け出して、花見で今年の春を味わいながら、イタリア文化会館に立ち寄り、イタリアブックフェアを楽しまれてはいかがでしょうか。
ご来場をお待ちしております。

獅子達の目覚める三月ー Bologna Children's Book Fair 2011

2011/04/06, 01:37

ボローニャ絵本市の入り口  皆様、こんにちは。季節は巡り、ふたたびボローニャ児童図書展の時期となりました(2011.03.28.-31.)。はりきって初日に出掛けることにしたのですが、当日は生憎の雨模様。事務所までスーツケースを取りに行く途中、通りすがりの車から盛大な水飛沫を頂戴してしまい、哀れ、濡れ鼠に…。フィレンツェを出発する前から早くもケチがついたのでは?と、一瞬は気落ちしたものの、いえ、これもすべて私の芸の未熟さによるもの、次回は操り糸の動きもしなやかに、軽々と舞い上がって泥はねを避けて見せましょう、と気を取り直し、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から特急列車フレッチャ・ロッサ(Freccia Rossa=赤い矢、ジャンニ・ロダーリの傑作『青矢号―おもちゃの夜行列車』に倣うと、赤矢号ですね!)に乗り込み、一路、赤煉瓦の街並みが美しいボローニャへ。
 会場に足を踏み入れるとすぐに、ボローニャ・ラガッツィ賞(BRAW: BolognaRagazzi Award)受賞およびノミネート作品展、絵本原画展、主賓国展、講演会場、イラストレーター年鑑展示・販売窓口等が集合しており、その先に各社の展示ブースが並ぶ4つのパビリオンが続いているのですが、今年は大掛かりな模様替えがあり、例年通りの方向感覚で進もうとした私はぐるぐると堂々巡り、目が回りそうになりました(汗)。
 2011年度のラガッツィ賞では、フィクション部門での受賞とノミネート、オペラプリマ部門(新人作家の作品対象)での受賞を勝ち取ったフランス、ノンフィクション部門での受賞とノミネートを勝ち取った韓国、ニューホライズン部門(アラブ諸国、ラテンアメリカ、アジア、アフリカの出版物対象)の受賞[文:Lucrecia Zappi /絵:Maria Carolina Sampaio 『MIL-FOLHAS – HISTÓRIA ILUSTRADA DO DOCE』COSAC NAIFY 社刊(ブラジル)......“ミルフィーユ”のタイトルが示すとおり、時代の変遷とともに幾層にも重ねられてきたお菓子の歴史をイラストでたどる絵本ですが、昔のポスターや写真をたっぷり挟み込んだ、少し懐かしい味わいの作品に仕上がっています。]とノミネートを独占した、ブラジルとメキシコの中南米勢の活躍が目立ちました。
 また、今年の主賓国はバルト三国のひとつリトアニアでしたが、真っ白な壁に無数の窓を用意し、作品ごとにその窓の開け閉めが出来るように工夫した展示方法の面白さもさることながら、ひとつひとつの窓の中に収められた作品の完成度の高さには目を見張るものがあり、主賓国としての意気込みに相応しい結果を伴う、大変充実した展示内容でした。なお、余談ですが、4月2日はアンデルセンの誕生日にちなんだ「国際子どもの本の日」であり、今年度のポスター&メッセージを担当した国際児童図書評議会(IBBY)加盟国は、偶然にも同じくバルト三国のエストニアなのです。せっかくですので、残るラトヴィアにも同様に、児童図書の分野で世界的に脚光を浴びる機会が年内に与えられるといいですね。
 さて、今回のブログのタイトル『獅子達の目覚める三月』は、先日発表されたマンガ大賞で第1位に輝いた将棋漫画『3月のライオン』をもじってつけてみたのですが、それは、本会場内で得た数々の収穫の中でも、ライオンを取り扱った作品がひときわ光彩を放っていたからです。百獣の王として、恐れ敬われるはずの獅子ですが、今年度のラガッツィ賞フィクション部門受賞作品であるイソップ寓話集を始め、実際に物語に登場させてみると、向かうところ敵無しというわけでもなかったり、あるいは猫的な愛嬌を持ち合わせていたりもするのですが、いずれにしても、今、この動物に注目が集まっていることは間違いありません! 具体的なタイトルと内容については、後日あらためてご紹介しますので、どうぞお楽しみに♪

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