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イタリア書房 フィレンツェ支店

フィレンツェのドゥオーモ広場が歩行者天国になりました

2009/11/07, 00:45

市民に配られたチラシ  10月25日(日)から、Piazza Duomo一帯が歩行者天国になりました。駅からドゥオーモの横を走るVia Cerretaniも大きな本屋さんがあるVia Martelliも、大聖堂近辺は通行止め。今、バスやタクシーは迂回して走っています。
おかげで僕たちはゆっくりとそぞろ歩きを楽しむことができるようになりました。フィレンツェ市からの挨拶も、「広場としての本来の姿、すなわち人のための空間として、美しさと静けさを取り戻します」と言っていました。たしかに、車を気にしないでゆっくりと安心して歩けるのはいいものですよね。
 さて、このドゥオーモ広場歩行者天国を記念して、10月25日(日)夜9時から、小澤征爾指揮、コムナーレのオーケストラとコーラスによるコンサートが開かれました。場所はドゥオーモの中、そしてなんと、無料!!
8時半から受付開始だったのですが、その頃はすでに長い長い列がVia Carzaiuoliまで伸びていていやな予感がしたのですが。。やっぱり、僕のずいぶん手前でドアは閉められてしまいました。しかし、入場できなかった人々のために、ドゥオーモの正面右側に大きなスクリーンとスピーカーが立ち、僕もそこで音楽を楽しむことが出来ました。
プログラムは、モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、バッハ「G線上のアリア」、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」から、序章と合唱(Nr.20, 34, 42)。大聖堂の中で行われるコンサートに、相応しい曲ばかり選曲されていました。
スクリーンに大写しになる小澤征爾さんの姿は本当に素敵でした!神に祈りを捧げるかのような表情で、フィレンツェのオーケストラから気品のある崇高な音を引き出していました。
コンサートが終わった後、出口近くにいたら小澤さんがそこを横切ってゆくではありませんか!汗で光ったおでことふり乱した白髪(失礼!)でにこにこと歩いて行く背中に「マエストロ!ありがとう!!」とお客さんが口々に声をかけていました。
とてもいい風景でしたよ。

東京国際ブックフェア

2009/08/24, 19:04

超豪華!15世紀の聖女伝説  暑いですね!皆さんお元気ですか?
僕は7月に開催された「東京国際ブックフェア」に参加するために、しばらく日本に行っていました。久しぶりに日本の梅雨&夏を満喫。湿気のおかげで僕のお肌はつーるつる、新しい枝が生えてきそうでしたよ!
 さて、東京ブックフェアで僕がお手伝いしたのは、もちろんイタリア・ブースです。日本のイタリア文化会館さんが主宰しているブースで、イタリアの出版社がアジアに向けてお勧めしたい本をずらりと展示しました。こういったブックフェアでは、版権の売買が主な目的ですが、最終日には一般の方々に向けて即売会も行われ、今年も会場は大盛況でした。
初日には秋篠宮殿下夫妻もイタリア・ブースに立ち寄られ、1400年代に制作された聖女伝説「Le Leggende di S. Marcherita e S. Agnese」のファクシミリ版をご覧になっていました。このファクシミリ、表紙にはラピスラズリの大きな石がはめ込まれ、純金で装飾がなされているとても美しい本です。オリジナル写本は羊皮紙が使われているため、このファクシミリ版を作った出版社では、まず羊皮紙に風合いの良く似た紙から開発したそうです。(この『羊皮紙のような紙』で特許をとったそうです)たしかに触ってみると革の風合いが!
その他、めずらしいファクシミリ版としては、ウェルギリウスのアエネイス(メディチ家お抱えのアポッローニオの細密画が見事です!)やボニファーチョ9世の戴冠式ミサなど、どれもインキュナブラ以前のものが展示されました。
14世紀、15世紀の写本の現物を見ることはとても叶いませんが、こうしてファクシミリ版が限定ででも出版されると、500年以上前に手作りされた世界でたった1冊の本を閲覧するチャンスが出来、感激です。「薔薇の名前」や「天使と悪魔」をもう一度読み返したくなりました。
 さて、これらの貴重なファクシミリ版にご興味がありましたら、詳しい資料が神保町本店にありますので、ぜひご連絡ください。現物は残念ながら、ブックフェアの終わりとともに、厳重な保険をかけてイタリアに返送されてしまいましたので、閲覧は出来ませんが。
 フィレンツェは今日も34度を上回る気温なので、日中は出歩かないことにします。
そうそう、フィレンツェのお店は8月31日(月)から通常営業します。その頃には少し涼しくなっていることを祈っています。

2009年度ボローニャ児童図書展

2009/03/30, 19:49

祝!フィクション部門佳作入選「ルウとリンデン 旅とおるすばん」  皆様、ご無沙汰しております。ピノッキオ・ローザことロザウラです。日本のあちらこちらで、桜の妖精のドレスの裾が春風をはらんでふわりとふくらんでいるそうですが、立派な桜並木はなくとも、同様に春爛漫のイタリアでは、先週、恒例のボローニャ児童図書展が開催されました。
 今年は主賓国が韓国でしたので、ハングル文字で綴られた絵本(私には読めないのが残念…)と原画をまとめて鑑賞することが出来、日本のお隣さんの存在を改めて身近に感じました。
 そして、同時開催される絵本原画展の方では、今年は日本のみならずイランからの出品が圧倒的に多かったことに加え、西洋人による東洋的作品が目に付くなど、広い意味での“オリエント”が幅を利かせていました。
 ちなみに、会場で販売されているイラストレーター年鑑の表紙は、隔年授与の国際アンデルセン賞の画家賞を受賞した作家が手がけることになっていますが、今年はフィレンツェ近郊出身のロベルト・インノチェンティによるものです。原画展内では彼のコーナーが設けられ、細部まで緻密に描き込まれていながら、現実世界とはどこか違う、幻想的な雰囲気に満ちた彼の作品の数々を堪能することが出来ました。
 また、近年、挿絵において使用頻度の高いコラージュ技法ですが、上記の韓国展および原画展でも、刺繍やパッチワークなど、「イラスト」というよりは「縫いもの」であるような“原画”に出遭いましたが、これも東洋人の手先の器用さをアピールしていると言えるでしょう。
 さて、気になるボローニャ児童図書展賞であるボローニャ・ラガッツィ賞ですが、今年は残念ながら、イタリア作品の入選はなかったものの、フィクション部門で日本の『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(文・小手鞠るい/絵・北見葉胡/講談社)が佳作入選しました。旅に出た女の子ルウと森で留守番をする猫リンデンの心の通い合いを描いた、とても素敵な作品です。フィレンツェの店頭にも近日入荷予定ですので、興味のある方はお問い合わせください。
 そんなこんなで“東洋づくし”の今年の児童図書展、例年通り、各社のブースで新作をチェックしながら目録を集めて回り、現在、それらの新着情報をもとに児童書特集のご案内を準備中です。仕上がり次第、神保町本店で配布致しますので、どうぞお楽しみに!!

まだまだあります。イタリアのかわいい絵本

2008/06/10, 23:47

L'isola del piccolo mostro Nero-Nero Come un pesce nel Diluvio  「小さなボローニャ・ブック・フェア」を神保町で開催予定ですが、さらに近日入荷予定の絵本をここに紹介します。どちらも、これまた僕のお気に入り&お勧めです。
“I’isola del Piccolo Mostro Nero-Nero” Davide Cali + Philip Giordano
小さな黒いおばけのネーロネーロは仲良しのこうもりネーラネーラと真っ黒島に住んでいます。彼の趣味は写真撮影。でも島の中で撮影しても、出来上がる写真はモノクロばかり。。「よし、撮影旅行に出よう!」ふたりは小さな船に乗って、色鮮やかな島を目指します。緑の島、赤い島、ピンクの島。思いがけない出来事ばかり起こるから、ネーロネーロは写真を取るのをすっかり忘れ――
愛嬌のあるネーロネーロと、機転の利いたネーラネーラ。二人が失敗をもとに、ほほえましい教訓を得てゆく、かわいらしい作品です。
“Come un pesce nel Diluvio”. Mia Lecomte + Andrea Rivola
地上には雨が降り続き、海の水は溢れ、地上の生き物は悲鳴を上げています。そう、「ノアの大洪水」が今まさに始まったのです。そんな地上はよそに、お魚たちは大喜び!なんと地球規模の「大舞踏会」を開催。イワシの老婆は張り切ってドレスアップ、ピラニアはミュージシャンに早がわり、カマスや蟹はパーティで一儲け、メカジキの将軍は聖戦を呼びかけ。。そんな中、一匹の小さな魚が上で困っている人たちに気がつきます。「ノアの箱舟」が転覆しかかっているのです!――-
ニモのような赤い小さなお魚が大活躍するお話し。ノアも箱舟もとっても現代的に描かれていて、イラストも楽しめる作品です。
 「ノアの箱舟」で思い出しましたが、今年のフィレンツェは5月からずっと雨ばかり降っています。まるで日本の梅雨が引っ越してきたみたい。今年のワインとオリーブ・オイルはどうなるのかな?ちょっと心配な今日この頃です。

小さなボローニャ・ブック・フェアin 神保町

2008/05/31, 20:02

La vera principessa sul pisello L'uomo d'acqua e la sua fontana Il signor Nessuno  すっかり初夏ですね。フィレンツェ支店の前の大通りViale Francesco Petrarcaも新緑が綺麗です。
 先月ボローニャで行われた絵本見本市「Fiera del Libro per Ragazzi」では、たくさんのかわいい絵本が展示されていました。その中からじっくりと選書し、日本の皆様用にチラシを作成しました。配布に先駆けて、僕のお気に入り本をここにちょっとだけ紹介しますね。
“La Vera Principessa sul Pisello” Octavia Monaco
アンデルセン「えんどう豆の上に寝たお姫様」を現代風にアレンジ。“本物のお姫様”として王子様の下を訪れたお姫様は、たくさんのマットレスを重ねたベッドで眠れぬ夜をすごしました。一番下に置いてあったえんどう豆が気になって。。おきさき様に「貴方は本当のお姫様だわ!」と認められたけど、こんなことを母親に試させる王子様ってどうなの?――
お話も面白いけれど、何と言ってもイラストが素敵。ポップなのにゴシック調とでも言うのかな。とにかくとーってもかわいいし、装丁も凝っています。
“L’uomo d’ acqua e la sua fontana” Ivo Rosati
閉め忘れた蛇口から流れた水は、いつしか人の形となり歩き出します。でも彼の行くところはすべて水浸し。心優しい水の精が穏やかに暮らせる場所は果たして見つかるのでしょうか――
誰もいないバスルームから、人間の形を取り始める水のイラストは、涼しげで幻想的。夏の暑い日にぴったりの、清涼感溢れる作品です。
“Il signor nessuno” Joanna Concejo
都会にひっそりと暮らす一人の男性。昼間は新聞を読んだり、窓から外を眺めたり。誰も彼に気をとめません。そして日暮れとともに、彼はゆっくりと何かを始めます。まったく存在感のない彼ですが、実は彼がいないと世界中の人だけでなく動物も植物も困るのです――
色鉛筆の淡い色彩のイラストも独特の世界作りを助けている、みごとなファンタジー作品です。
 まだまだ沢山あるのですが、きりがないから今回はこの辺で。どれも実物をぜひ見て頂きたいものばかり。6月10日頃からこれらの絵本は神保町に入荷しますので、ぜひご来店下さいね。お待ちしております!

復活祭も終わり。。

2008/03/27, 00:30

チョコレートで出来た卵型のお菓子。中には色々なおまけが入っています。  こんにちは。今年は3月23日(日)が復活祭でした。
イタリアの言葉で「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi」というのがあります。つまり、「クリスマスは家族で、復活祭は好きな人と」という意味ですが、僕の仕事仲間は家族思いの人たちなので、家族の待つ実家に帰って思いっきり食事を楽しんだそうです。
 復活祭では子羊やコロンバを食べるのが定番。子羊はオーブン焼きにしたりハーブと一緒にフライにしたり。復活祭近くになるとお肉屋さんのウインドーには、「骨付き子羊肉、予約受付中」というハリガミが出るほど。本当にみんな食べるんですね。コロンバはクリスマスに食べるパネットーネとよく似たケーキですが、上にアーモンドのスライスと砂糖がかかっており、復活祭だけに「鳩」の型です。
 さて、復活祭のお昼ごろにはドゥオーモで「スコッピオ・デル・カッロ」が行われることは何年か前のブログに書きました。ドゥオーモの中から紙製の鳩が飛び出し、爆竹を仕掛けた山車に火を着け、今年の豊作を願うお祭りです。
この「鳩が火をつける」という行為はどこから来たかご存知ですか?
これはフィレンツェで長い間語り伝えられていたラニエロの物語から来ているそうです。
~時は十字軍遠征の頃、フィレンツェに住む乱暴者のラニエロが十字軍に加わり、エルサレムの城壁を一番乗りした手柄にキリストのお墓にともる尊い「ともしび」を褒美にもらう。これを消さないようにフィレンツェまで大切にもって帰るが、それを信じようとしないフィレンツェの人々にもみくちゃにされて消えそうになったともしびを、不意に現れた一羽の鳩が自分の体に火を燃え移らせ、それを祭壇の蝋燭に移した。~というお話です。
このお話は、スウェーデンの作家であるラーゲルレーヴの「ともしび」という小説になりました。
 今年の「スコッピオ・デル・カッロ」も無事爆竹に点火され、今年も豊作が約束されました。今はチョコレートで出来た卵型のお菓子の残りを、おやつに食べる毎日です。

神保町本店、只今大改装中!(でも営業中)

2008/02/19, 23:52

イタリア書房エコバッグ。これはフィレンツェバージョンです。  2月の頭まで、久しぶりに神保町本店に出張してきました。
今年で創立50周年を迎える本店は、心機一転、お店を大改装しています。床を張りなおしたり、壁の色を塗りなおしたり、寒い中ドアや窓を開け放って、大工さんが奮闘していました。入り口のドアや内装は、ここフィレンツェ支店とよく似た感じになります。壁なんかPESCA色でかわいいんですよ。3月3日に新装オープン予定なので、どうぞお楽しみに!
 そうそう、新装開店記念に本店では3月3日からセールを行います。いくらかまとめてお買い上げのお客様には、フィレンツェで作った買い物バッグ「エコバッグ」をプレゼントします。このバッグはコットン素材なのですが、深い緑色に金字でイタリア書房のロゴが入ったもので、こちらフィレンツェでも人気です。鞄屋さんいわく、「何度か洗濯しても金字は取れませんよ」とのこと。ほんとかな?
 さて、僕も日本出張中は仕入に大忙しでした。今回も面白そうな本を多数見つけましたので、イタリア在住の皆様、お近くにお越しの際はぜひフィレンツェ支店にお立ち寄りください。

新着在庫:電子辞書(ペン付)CASIO XD-SW7400, DSソフト「250万人の漢検」、DSソフト「正しい漢字かきとりくん」、祝直木賞受賞!「私の男」桜庭一樹、「ミシュラン東京2008」、「誰か」宮部みゆき、完結記念!「ハリー・ポッター・シリーズ」、「NHK美の壺 和菓子」、「田中宥久子の造顔マッサージ(DVD付)」などなど。

イタリア書房フィレンツェ支店の住所をお知らせします

2008/01/03, 00:45

img08010001_1  明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
4月にお店をオープンしてから、目立った広告活動をしてこなかったにもかかわらず、口コミで少しずつお客様が増えてきました。嬉しい事です!
ところで、まだ当店の住所を掲載していないことに気がつきました。
<住所>
Italia Shobo Firenze
Viale Petrarca, 42/R
50124 Firenze
Tel/ Fax: 055-223619
<営業時間>
月~金:10:00-13:00/ 15:00-18:00
土曜日:10:00-13:00
<最近入荷したお勧めの本>
「メタボラ」桐野夏生、「探偵ガリレオ」東野圭吾、「悪人」吉田修一、「落語絵本 おおおかさばき」川端誠、「Pluto 5巻」浦澤直樹x手塚治虫、「元祖ふろく付マガジン 大人の科学(ふろくはなんとプラネタリウム!)」
皆様のご来店をお待ちしております。


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